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登り窯は複数の窯が階段状に連なった形をしています。
それぞれの窯には横口と呼ばれる薪を投げ入れる小窓があり、上段の窯とは底部の格子状の窓でつながっています。下の段で焚いた温度が次の窯へ伝わり効率よく焼成ができる仕組みです。
温泉津の登り窯では「丸物」といわれるハンド(大型の甕)・すり鉢・壷・片口・平鉢・植木鉢などの実用陶器が主として焼かれていました。

北前船の出入港であった温泉津港から全国へ積み出され、幕末から昭和初期まで大いに賑わいました。
最盛期には10数基の登り窯があり松割木を焚く煙に覆われていました。
しかし、大正時代、鉄道が開通し温泉津港の商業港としての機能が薄れ、さらにプラスティック製品の普及が追い討ちをかけ、全国的な「陶器不況」の中、衰退していきました。
温泉津には現在2基の登り窯が保存修復され残っています。
やきもの館から見て手前側の「笹屋窯」はもともと20数段あったとされています。
映画「男はつらいよ〜寅次郎恋やつれ」に登場するのがこの窯で、隆盛期の面影をみることができます。
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